pipe bending

パイプ曲げ加工とは

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パイプ曲げ加工とは、パイプ(鋼管)を用途に適した角度に曲げ、構造物などに利用する技術です。
加熱したパイプをゲージに合わせて曲げていく「手曲げ」と呼ばれる方法で曲げていた時代もありましたが、現在では設備を使用した「機械曲げ」がほとんどです。NC制御のベンダー設備を使用することで複雑な連続曲げも行えます。

bending type

曲げ加工の主な種類

ドロー加工

パイプをクランプで掴み引っ張りながら曲げる工法になります。
掴みながら曲げることにより精度の高い曲げ加工ができます。
弊社の得意とする工法になり一般的にはパイプ径の2倍~6倍の曲げRを対象とする工法になりますが、弊社のノウハウで極小R(1.0倍~1.5倍)の加工までできます。

プレスベンディング
(押し曲げ方式)

パイプ両端を保持し、曲げたい箇所に金型を当てて曲げる工法になります。

加工スピードが速いメリットがありますが、曲げた箇所の扁平が大きくなるデメリットもあります。

Processing machine

曲げ加工機の種類

ロータリーベンダー

オーソドックスな加工機です。パイプを1回のみ曲げる加工時に用いられることが多く、複数の曲げが必要となる場合には他の加工機を使います。

NCベンダー

入力した数値どおりに加工を行うNC制御により、複数の曲げ加工を半自動で連続して行うことが可能です。

NCベンダー
(後方加圧型)

パイプを曲げる際に、後ろからパイプを押す方式の加工機です。板の減肉や割れを抑えることが可能です。

configuration mold

構成金型とその役割

ロール型
(曲げ型)

パイプを金型(ロール型)に押し付けることで、型に沿った半径で曲がります。パイプ径と曲げたい半径の金型との組み合わせが必要となります。

クランプ
(締め型)

パイプを挟んで固定し、設定角度まで引っ張ります。パイプ径や挟み込む部分の形状に合った型を使用します。ストレート・Rクランプ・溝付きなどの形状があり、滑り止め処理をしているものもあります。

プレッシャー
(圧力型)

パイプをロール型に押し付けることで、型に沿った形状に加工します。型に押し付けることでシワの発生も抑制します。パイプ径ごとに必要です。

マンドレル
(芯金)

パイプがつぶれないよう内側から保持します。ボールマンドレルやプラグマンドレルなどがあります。パイプ内径と曲げ半径ごとに必要です。

ワイパー
(シワ取り)

材料をしごくことで、材料が圧縮されて内側に折れ込むのを抑えます。シワがよるのを防ぐ効果がありあます。パイプ径と曲げ半径ごとに必要です。

チャック

パイプの後端を保持し、曲げ位置に移動させます。指定されたヒネリ位置への回転など、移動のための金型です。パイプ径ごとに必要です。

弊社で行った曲げ加工一覧です。
ご依頼をご検討の方は、下記のPDFをダウンロードしてご覧ください。

加工一覧表.PDF

弊社で所有している機器一覧表です。
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